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            • description: 薬剤師がパートで数年働いた後、昇給交渉に踏み切った経緯と実際の交渉方法、結果をまとめました。

            きっかけは「他の薬局の時給」と「調剤報酬改定」でした

            先日の記事でA薬局の昇給が決まったことをお伝えしたので今回はその辺りのお話をしたいと思います。

            時給交渉のきっかけはふたつありました。

            ひとつは、新しく決まったC薬局の時給がA薬局より良かったことです。今後A薬局の都合でシフト調整が必要になった時、気持ちよく対応できる関係でいたい。そのためにも待遇面をしっかり整えておきたいと思ったことが背中を押してくれました。

            もうひとつは、今年度の調剤報酬改定でベースアップ評価加算がついたことです。これは薬局スタッフの賃上げを目的とした加算で、薬局側にとっても待遇改善に動きやすいタイミングでした。「今がチャンスかもしれない」と思い、交渉に踏み切りました。

            数年同じ職場で働いていると、「今の条件が当たり前」になりがちです。でも冷静に考えると、数年間時給が据え置きということは、物価上昇を考えれば実質的には値下がりしているのと同じ状態です。

            実際に使った言葉

            交渉の場でこう伝えました。

            「数年働かせていただき、今の仕事にやりがいを感じていますが、物価高や自分のスキルアップを機に、待遇面のご相談をさせていただけないでしょうか」

            やりがいを感じていることを最初に伝えた上で、物価高・スキルアップという客観的な理由を添えました。「辞めたいわけではなく、続けたいからこそ相談している」というスタンスを意識しました。

            もし「NO」と言われたら?

            交渉が通らなかった場合の選択肢も考えておきました。「予算的に厳しい」と言われた場合は、全体の時給アップにこだわらず別の形を提案するのも手です。

            例えば土曜日や人手が足りない時間帯だけ時給を上乗せしてもらう、あるいは責任者手当などの名目で月額にプラスしてもらうといった方法です。「時給を上げる」以外の着地点を持っておくと交渉の幅が広がります。

            薬剤師の価値を改めて考えてみた

            特に2026年現在、物価や賃金が上昇している流れの中で、数年間据え置きというのは実質的な値下げに近い状態です。

            薬剤師の価値は自分が思っている以上に高い。数年間同じ職場で積み上げてきた信頼やスキルも、立派な交渉材料になります。

            パートだから、長く働いているから言いにくい——そう感じている方こそ、一度勇気を出して相談してみる価値はあると思います。

            交渉のコツと結果

            交渉する際は欲張りすぎず、まずは30円〜100円アップ程度を提示するのが現実的です。「〇〇円になりませんか?」と具体的な数字を出すと、相手も検討しやすくなります。

            私の場合はC薬局との時給の差を伝え、同じ時給にしてくれたら今後働きやすいとお話ししました。結果として、体制が整っていない日は希望通りの時給に、体制が整っている日でも200円アップが実現しました。

            数年間積み上げてきた信頼関係が、交渉の後押しをしてくれたのだと思っています。

            まとめ

            今回の昇給交渉で意識したのは、感謝を伝えながら客観的な理由を添えること、そして断られた場合の代替案を持っておくことでした。

            結果としてA薬局での昇給が4月から実現し、収入アップにつながっています。

            交渉は怖いですが、言わなければ何も変わりません。同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。